管理協会-W.L.A.-

管理協会とは『世界情報共有管理型発展推進協会』の通称である。
​また『World Library Association』、略して『W.L.A』とも呼ばれる。
世界各地の情報や技術を共有し合い、
それによって世界をより良く発展させていくことを目的とした集まりである。
かつては国同士の技術の偏りをなくし
平等で平和な世界を作るために生まれた集まりなのだが、
現在はテネブレによる被害で狭まった人々の生活範囲を守るための働きが大きくなっている。

A.D.2041年に正式に設立され、
N.O.A.255年の現在に至るまで、このルークシア大陸を治めている。
世界各地に十一個の支部があり、本部と合わせて計十二個の施設が存在することになる。

本作のメイン舞台である都市『リーブラダム』に本部がある。

管理協会職員となるには、
その仕事の責任の大きさもあって
義務教育課程の修了19歳以上であることを要求される。

加えて、部署によっては
高等学校の各課程修了と同等の知識・実力を必要とされる。

『ビサニマプロジェクト』も管理協会によるものである。
また、かつては別だったテネブレへの対策部門も、
ビサニマの能力とテネブレの関係性から、現在はビサニマプロジェクトと合体している。

ビサニマプロジェクトの職員の業務は、
技術部では素体開発課によるビサニマ達の定期的な点検・整備や
より良い素体の開発に関する研究と、
同部の精神体研究課による精神体(魂)と素体の相性に関しての研究、
対策課との連携を通しての人間・ビサニマ・テネブレの魂の性質についての研究、
あるいはビサニマ達の精神ケア等。
また両課の職員によるビサニマの起動と起動後の状況説明がある。

対策部では対策課にて訓練指導員による様々な訓練が行われる他、
戦闘時には戦闘指揮官が現場への指揮を行う。
同部の計画室では対策課が集めたデータや
各ビサニマの出動状況や体調などの情報を元に、
今後のスケジュール調整をしたり班分けを決めたりする。

他にも庶務では新たなビサニマ化依頼の受理や
素体・核の発注業務といった事務作業を行うなど、
職員の仕事は多岐にわたる。

それ以外に全職員はビサニマ達との交流も推奨されている。

ビサニマが今では無くてはならない存在になっているため、
それに係わる仕事として憧れを持つ者も多い職業である。